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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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智薫

東京事変ライブツアー「ウルトラC」の楽曲、「OSCA」が、
待ち合わせ場所の巨大モニタに大写しされていて、
本当に感動しました。
彼が到着するまでのあいだ、
手のひらをひらひらと靡かせて観客を煽る椎名林檎さんの様子を
じっと見つめていたのです。
なぜか涙が出そうになっていた。
約束の場所で偶然にも、好きな音楽と出逢えて、祝福されたような気がしたのだ。

何気なく現れた彼は、私に、彼の好む香りの小壜が入った包みを手渡してから、
「昨日出来なかったことの続きをします」と、私を先導して夜の細い道を進みました。

「あれから色々考えたんだけど、やっぱり君にはハードルが高いと思って。
まず、呼び方なんだけど、変えた方がいいと思う。
あとで、教えてあげるから、楽しみにしておいて。」

彼はごくさりげなく私の手をつなぎました。
通りを渡ると、すっかり辺りはホテル街で、
そのひとつのなかのチェックインを済ませ「ためらう暇もなかったでしょ?」と笑った。

部屋に通されてからも、身の置き場に困る。
奴/隷というからには、性/的な関係はあると思っていたけれど、
前置きも無く、何が始まるのか、ひどく緊張していました。

「今日は、昨日の続きとして、ごくノーマルなS/EXをしようと思います。
とはいっても、私のノーマルだから。どうかな」と笑顔でおっしゃいました。

S/EX自体は初体験ではないにせよ、
こんな初対面に近い形でするのは、初めてでした。
そして、そんな状況を自分が選んで、出向いた事実に驚いてもいました。
何がそうさせているのか分かりませんでした。
やっぱり、彼のことを、彼の持っている世界を知りたいという
欲求が強かったのだと思います。

私はベッドに腰掛けて、彼は、黒いスツールを私の真向かいに置いて掛けました。
向かい合うその位置は、まるで面接官と対峙しているような感じでした。
彼は、包みを取り出し、包装を破り、小壜の蓋を外し、
その液体を室内に備え付けてあった白地のフェイスタオルに
2~3プッシュ噴霧し、それを私の鼻腔に近づけました。

「私の香りだよ。よく覚えておきなさい。どんな感じがする?」

「スパイシー、ミント、クール、・・・な、感じ」
「時間が経つと、少し甘さも出てくるんだよ」
顔にその香りを密着させました。
インプリンティング・・・だと思いました。
そして、これを書いている今でも、その効果は途切れることなく、
私の官能を支配しているのです。

「携帯、見てごらん。さっき、送信しておいたから。」
そうおっしゃって、香りの次に、私にくださったものは、私の名前でした。




「智薫」











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