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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

『ドライブ』

きつく締めたシートベルトに深く身体を拘束された儘、
深夜のドライブは続く。

過ぎ去っていく街路樹を照らす街灯も、
これから向かっていく先に見える
夜色に染まった深い黒を湛えた川を跨ぐ、
橋のアーチを照らす
等間隔に光る街灯のライトも、
人工的な美しさをもって、
私の眼を捕えている。

貴方の隣、
貴方の速度で街は遠ざかっていく。
貴方のブレーキは慎み深く、
私に不安を与えない。
このまま、行きたいと強く願う。
どこか、遠くのどこかへ。

ハンドルに手を添えて前を見据える
貴方の表情は、
いつもの私を見る表情とはどこか違う。
何が違うのか、ぼんやり思い浮かべようとするたび、
私は貴方のことを何も知らないということばかりを
知るはめになる。
私は貴方のことを何も知らない。
でも、私はこうして貴方の隣にいる。

帰りたくはない、
この先に、
なにもないと判っていたとしても







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