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逢瀬日記

ご主人様との出会いから今迄。 後天性被虐趣味なわたしの手記。

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逢瀬日記67(1)

さきに連ねたように、このころ、
ご主人様への意識の持ち方にデリケートさを要していたから
この日のお呼び出しも、
うれしい気持ちの反面、怖さもありました。
“こわい。見限られることや見限ることがこわい。”
そう思いました。

いつもと違う土地、
不安・・・心もとない足取り。
長い長い回り道を経て、やっと姿をみつける。

無言のまま、部屋に入って、2人
私は黒のスカートと、薄手の深いVネックニットを脱いで、
黒いブラとTバックショーツだけになる。
ご主人様は、私の手に持っていた首輪を取り上げるようにして、
私の首に巻きました。
久しぶりに巻かれた、赤い首輪は、エナメルが少し乾燥しているように思えました。

跪いた私の頭を足で踏みつけて、
そのままの格好でご挨拶をしました。
「アップ」と、姿勢を指示する声。
その声は少し苛ついている様子
私の口にきつく口枷を巻いて、
目にはアイマスクを巻く。

近くできこえる電子音に、
バイブの動作を確認している姿を想像する。
電池が少し弱っているみたい・・
苛つきながら電池を交換する物音
カツンという音がして、電池が床を転がる音が続く。
見えない。

見えないことは
そのときどきの精神状態で、
さまざまな受け取り方に変化します。
ある日は、このひとの前でも見えなくて大丈夫という安心感
またある日は、見えないことへのただただ不安
身体感覚への影響

ご主人様、ずっと何かに苛ついている
私に指示して、姿勢をかえさせます。
まだ準備が不十分なところに、バイブを一気に突き刺す・・・。
痛い。
痛い。
痛いい痛い痛い。

肉を抉るというより、針で引っ掻くような耐え難い痛み。
やめてください。痛い。怖い。抜いて。
口枷のせいでふがふがとしか漏れない。
ご主人様はうまく入っていかないことに苛立つ様子で
ローションを垂らして、さらに突き立てる。
一度傷ついたところに、シリコンゴムの感触があたるだけで鋭い痛みを感じる。
入りきると、落とすなという、忌々しげな様子の声。
続けて、アナルにビーズを入れられる。

「何かが入る」ことが快感なのではない。
「栓をされる」ことが快感なのではない。
数か月ご主人様の身体を経験しなかった私は
何かがかわってしまったのか。
ご主人様を受け容れたくてたまらなかった身体はいま、
痛みにのたうっている。
悲しくてたまらない。
傷つくならバイブじゃなくてご主人様がいい。
同じ傷なら

呻きながら、裂けたところの痛みに耐える。
どうやら、4時方向に裂傷があるみたい
その一点がきつく痛む。
うめいたまま、何度も何度も鞭で打たれる。
痛みで姿勢を崩すと、即座に鞭が降る。
怒声
痛みで、涙が止まらなくなる。
口枷で呼吸しづらい。
思うように息ができない。
こわい。


代理だ。
代理だ、と思った。
ご主人様は、怒れる何かの代理に私を打っていて、
そういうふうに思えた。
うまくいかない何かに対して
怒るかわりに、私を打っているように思えた。
それに、ご主人様が本当に打ちたいのは私ではないような気がした。

だから痛みは痛みのままで苦しさは苦しさのままだった。

床はローションでぬめっている。
ぬるりとする床に膝を滑らせ身体が傾く。
その姿勢の崩れに、また怒声が張られ鞭はいっそう痛くなる。
四つ這いだった身体はへしゃげる。
鞭が降り続ける。
やわらかい肉の身体には乾いた音が響く。
痛い。
苦しい。
何度も、痛い。痛い。と反応しながら、
この痛みは主の痛みなのではないかと思った。
そんなふうに思った。
一方的に与えられているものではなくて、
ご主人様というひとりの男性の心の中にも、
こんなふうに痛くてつらくて苦しいものがあるのではないかと思った。
それを私はこの肉体を介して受けているんだ。そう思った。
楽しみの為の調教ではなかった。
快楽の為の調教ではなかった。
そう思わなければ私のこころが耐えられなかったのかもしれない。

やめてほしい、
そんなふうに傷つけないでほしい
そんなふうに傷つかないでほしい
そう思う
これに耐えているのか とか
こんなに耐えないといけなかったのか とか
思う。
私は痛みに耐えることは
ご主人様の持っている痛みを受け容れることのように
思った。


おかしな呼吸の私を見たご主人様は
口枷を外してくださいました。
しばらく床にへばりついたまま、動けませんでした。
あらゆるところが痛くて、
きつく、苦しかった。

「どうした」、と言葉をかけられ、
アイマスクを外してもらいました。
アイマスクの内側は、マスカラが黒く滲んで汚れていました。
私はその黒の不思議な曲線の形を見つめていました。

ご主人様は、ソファに掛けて、
私の顎先を指で掬うようにして、
ご主人様のほうへ顔を向かせました。
目を見る勇気はなくて、俯いたままで居る・・・。
なぜか どうしても見たくなかったし、
ご主人様もまた、私の目をみたくないのではと思った。





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